ウスマン・ジェン
基本情報 -Imformation-
- 生年月日:2003年5月21日
- ドラフト時の年齢:19歳
- 学年:-
- 身長:206cm(6'9)
- 体重:83kg(185 lbs)
- ウィングスパン:-
- 所属:ニュージーランド・ブレイカーズ(NBL)
- 国籍:フランス
- 出身:ロット=エ=ガロンヌ(フランス)
- 出身高校:INSEP(国立スポーツ体育研究所)
- ポジション:SF
長所 -Strength-
ディフェンスのポテンシャル
- オンボールで1〜3番にマッチアップできる。
フィジカルが向上すれば4番まで守れそう。 - ヘルプディフェンダーとして能力が高い。
読みが甘いときもあるがスティール、ブロックのタイミングが良い。
プレーメイキング
- ボールハンドリングが良く、ハンドラーとしてスムーズな動きができる。
- 今シーズンのアシストは平均1.1本と少ないが、
パスの能力、感覚に優れている。 - ピック&ロールのハンドラーとしての素質あり。
ロールマンへのノールックパスも得意。 - クロスコートパスやコーナーにキックアウトなど視野を確保できている。
サイズ・長さ
- サイズと腕の長さ上にスキルがある。
オフェンス、ディフェンスでも有用。 - ディフェンスで抜かれてもブロックでリカバリーできる腕の長さを持っている。
- 腕の長さを活かし、フローターシュートでは
ビッグマンにブロックされにくい。
短所 -Weakness-
フィジカル
- 線が細いため、フィジカルの争いで負ける。
NBAで戦うために増量は必須。 - ドライブ時にバランスを崩しやすく、
シュートミス、ターンオーバーにつながる。 - スクリーンに引っかかりやすい。
シュートの一貫性
- 今シーズンのスリーポイントの確率が27%と低い。
フリースローも66.7%と確率が低い。 - ドリブルからのシュートの精度が良くない。
ピック&ロール時にアンダーされたときにシュートを決める能力が必要。 - シュート力が向上しないとバストになる可能性が高い。
所感 -Impression-
ウスマン・ジェンはフランス人ながらオーストラリアのプロリーグNBLでプレーした選手です。(所属したチームはニュージーランドですが笑)近年のNBLは、アメリカやフランスなどの若い有能株を集めて、NBAに輸出しています。昨年のドラフトで指名されたNBL所属の選手としてはジョシュ・ギディー、一昨年のドラフトでは、ラメロ・ボールやRJ・ハンプトンが上位で指名されています。今年のNBLイチオシは、ウスマン・ジェンになります。ギディーやラメロに続いて活躍できれば、今後、さらにNBL出身の選手が増えそうですね。
彼のプレースタイルとしては、長身で腕の長さがあるにも関わらず、ボールをハンドルできるポイントフォワードとしての素質があります。ただ、線が細いためNBAで活躍するには時間がかかりそうです。それに加えてNBLでスタッツあまり残せていないのも彼の懸念点であります。失敗したら、セク・ドゥンブヤ、キリアン・ヘイズのような感じになりそうで、ハイリスクハイリターンの選手だと個人的には思っています。
しかし、大きく伸びればポール・ジョージみたいな選手になれると思うので、彼を育てられる余裕のあるチームに行けるといいなと思います。
ドラフト順位予想
14位〜25位
フィットチーム
ウスマン・ジェンはかなりギャンブル性の高い指名になるので、早めに指名される場合もあるし遅く指名される場合もあって、予測がしにくいですが、ロッタリーの入れるかどうかぐらいの順位に収まるとは思います。
彼はウィング層が薄いロケッツに合いそうです。また、ロケッツは再建チームの筆頭で、チームを構築する最中なのでここで活躍できればチームも彼を中心にしたいと思えるのではないでしょうか。また、ジェイレン・グリーンやKPJのようにガンガン攻めるガード陣がいるので、ジェンのパス能力・プレーメイキングで彼らを補完できるのではないかと思っています。