キーガン・マレー
基本情報 -Imformation-
- 生年月日:2000年8月19日
- ドラフト時の年齢:21歳
- 学年:ソフォモア(2年生)
- 身長:203cm(6'8)
- 体重:102kg(225lbs)
- ウィングスパン:-
- 所属:アイオワ大学
- 国籍:アメリカ
- 出身:シーダー・ラピッズ(アイオワ州)
- 出身高校:DMEアカデミー
- ポジション:PF、C、SF
長所 -Strength-
インサイドでの得点能力
- カッティングやシンプルなドライブ、多彩なポストプレーで得点を積み上げる。
リム周りのシュート成功率も高く60%台を誇る。 - トランジションからの得点効率が高い。
トランジションの回数が60回以上でFG%が73.1%で全米で1位(ディビジョン1で)
スリーポイントシュート
- スリーポイントの確率が高い。
4.7本のアテンプトで、39.8%とほぼ4割で決めきる能力がある。 - ピック&ポップが有効。
NBAでもスペースを広げられる存在になり、武器になりえる。
トップ・オブ・ザ・キーからは約50本のアテンプトで44%の確率でスリーを射抜く。
ディフェンスの汎用性
- ブロック、スティールともに狙える選手。
ブロックは平均1.9、スティールは平均1.3を記録。 - ドロップディフェンスだけでなく、ある程度のスイッチディフェンスもできるプレーヤー。
短所 -Weakness-
クイックネス
- エリートなガードスキルを持つ選手に対してついていけない場面もある。
- ポストプレーでスピンをする際に読まれるケースがある。
ハーフコートでのオフェンス
- ドリブルからのシュート成功率が悪い。
34.1%と効率の悪さが目立つ。
そのため、ディフェンスとの駆け引きで打たされてしまう。 - ターンオーバーが少ない反面、アシストもあまり多くない。
平均1.5本で、一番多い試合でも4本のアシストにとどまる。
ディフェンスの一貫性
- ガードとマッチアップする際にあっさり抜かれるときがある。
- インサイドでセンターを守るのに苦戦している。
NBAではスモール5としてセンターを任される可能性があるので要改善。
所感 -Impression-
キーガン・マレーは、リムとスリーという現代バスケで重要視されているエリアで効率的に得点できる選手で、特にトランジションからコーストトゥコーストは彼の1番の武器と言っても過言ではないでしょう。また、21−22年のシーズンで一桁得点を記録したの1試合だけと安定して得点を出せる能力は素晴らしいの一言です。また、現代のNBAでも重宝されているウィングポジションの選手でもあります。
彼のスタッツは、かなり高くPER(37.8)、Win Share(8.7)、Offensive Win Share(6.6)、Box Plus/Minus(15.7)、Offensive Box Plus/Minus(13.0)とあらゆる項目で大学界で1位となっていて、スタッツだけ見れば最強のプレイヤーです。(特にオフェンスで)
ただ、スタッツがすべてではないのがバスケットボールであります。彼の数字の良さはトランジションなど比較的相手がディフェンスがしにくい状態での得点が多く効率が良い反面、ハーフコートなどディフェンスがタフな状態で自分でボールを持ってオフェンスをクリエイトする能力はさほど高くない印象です。イージシュートを確実に得点できる能力はもちろん大事ですが、タフな状況でも個人のオフェンスで打開する能力が身につけばオフェンスにおいて完璧な選手になれるはずです。
キーガン・マレーは双子の兄弟にクリス(Kris Murray)がいまして、アイオワ大学ではチームメイトでした。彼は来年も大学に残るそうですが、キーガンはNBAを目指します。クリスもNBAに入れるように頑張れ!!!
ドラフト順位予想
4位〜10位
フィットチーム
2022年NBAドラフトで、キーガン・マレーはアイビーに次ぐ5番手の評価が多い印象です。しかし、トップ3位以降の指名は混沌としているようで、どのチームに誰が指名されてもおかしくないと思います。そのため、4位〜10位と予想順の幅が広くなっています。ただ、10位以降に指名されるとは個人的は思わないので、10位よりも下の順位で指名できたチームはラッキーかもしれないです。
ウィングの層が薄いキングスがキーガン・マレーを指名するのがいいのかなと思っています。ウィングの選手は貴重ですので、上手くキングスで成長できることを願っています!