ジェレミー・ソーハン

基本情報 -Imformation-

  • 生年月日:2003年5月30日
  • ドラフト時の年齢:19歳
  • 学年:フレッシュマン(1年生)
  • 身長:206cm(6'9")
  • 体重:89kg(198lbs)
  • ウィングスパン:-
  • 所属:ベイラー大学
  • 国籍:ポーランド
  • 出身:ミルトン・キーンズ (イギリス)
  • 出身高校:ラ・ルミエール・スクール
  • ポジション:SF、PF

長所 -Strength-

ディフェンス能力

  • オンボールでのディフェンス能力が非常に高い。
    このドラフト組でもかなり上位のディフェンス力がある。
    1番から5番まで守れるフットワーク、サイズ、機敏さを持っている。
  • 1on1でもピック&ロールのハンドラー・ロールマン
    どれにも対応ができる万能性がある。
  • ヘルプディフェンスの能力も高く、
    特に相手のパスコースを読む力に長けている。

カッティング

  • トランジションで先頭を走れる脚力の持ち主。
  • ダンカースポットからの合わせなど、
    リム方向に飛び込むタイミングが素晴らしい。
  • ハーフコートでのフィニッシュする確率が高い(FG67.2%)

プレーメイクのポテンシャル

  • 平均アシスト数1.8本と数は少ないが、パスの判断が良い。
    ノーマークの味方にパスを捌ける。
  • ポイントフォワードとして、ピック&ロールのハンドラーにもなれ、
    ロールマンとしてショートロールでき、汎用性が高い。
  • トランジションでの判断も良く、自分で決めきれるし、
    アシストすることもできる。

短所 -Weakness-

スリーポイントシュート

  • 今シーズンのスリーポイントの確率が29.6%と低確率。
    ただし、キャッチ&シュートは33.3%とまずまずで伸びしろはあるかも。
  • 下半身シュートフォームは問題ないが、手首の角度に傾きがあり、
    ボールが真っ直ぐ飛ばないこともある。

フリースロー

  • フリースローの確率も悪く、58.9%と低い。
  • 外し方にバラツキがあり、特にショートする傾向がある。
  • スリーポイントにも言えるが、シュートのアーチが低い。

リムプロテクション

  • 平均0.7ブロックと純粋なリムプロテクターでない。
    ポジショニングや読みが良いが、高さの面で負けてしまうかも。
  • スモールラインナップでセンターもできるが、
    相手に純センターがいると厳しい時間帯が増えるかも。

所感 -Impression-

ソーハンの母はポーランド人で父はアメリカ人のハーフで、幼少期はイギリスのミルトン・キーンズで過ごし、高校時代はアメリカで過ごしますが、コロナの影響でドイツの3部リーグProBのチームであるオレンジ・アカデミーでプレーし。その後はベイラー大学へ進学するという19歳ながら国際経験豊かで特殊な経歴の選手です。
U-16ヨーロッパ選手権(ディビジョンB)でポーランド代表として優勝を果たし、MVPにも選ばれ、2021−22シーズンのBig12カンファレンス(アメリカの大学のカンファレンスの1つ)のシックスマン賞を受賞するなど、実績も十分です。
そんな彼の持ち味は、ディフェンスです。オン・オフボール問わず、全ての能力において高水準ですが、そんなディフェンス能力とは裏腹に、オフェンスでは打って変わって、シュートの安定性・精度がないという明確な弱点があります。シューティングが向上すれば穴のない選手になれますが、フリースローの確率も低いとなると彼のシュート能力に疑念を抱くチームも出てくるかもしれません。
また、彼は髪型が奇抜で、ある時にはブルズでジョーダン・ピッペンとともに活躍したデニス・ロッドマンのような黄緑色の坊主になったり、ある時は青く染めてみたり、またある時には往年の名サッカー選手でコロンビア代表だったバラデルマのようなモジャモジャ金髪(バラデルマほど毛量は多くないと思いますが)になっていたりと、見た目にインパクトのある選手です。NBAでも様々なヘアスタイルにチャレンジしてほしいですね(笑)

ドラフト順位予想

9位〜14位

フィットチーム

ニューヨーク・ニックス

ソーハンの名前は2022年ドラフトの初期の予想やランキング(ビッグボード)には、ほとんど入っておらずドラフト最後の順番である60位にすら名前がありませんでした。入っていても80番目や来年2023年の予想に組み込まれるほどでした。しかし、シーズンが進むに連れて彼の評価は鰻登りで、ベイラー大学のチームメイトであるケンドール・ブラウンの方が評価が高かったのですが、その評価を超えて、ソーハンがロッタリー圏内で指名されるのが有力視されています。
ウィングの足りないニックスやスパーズに合うのかなと思っています。特にディフェンスを重視するヘッドコーチであるシボドーがいるニューヨーク・ニックスに行くことで、ソーハンの最大の魅力であるディフェンス力を発揮できるのではないかと思います。シボドーのお得意の長時間出場になっても、ソーハンは耐えられるといいですね(笑)

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