ジェイレン・デューレン
基本情報 -Imformation-
- 生年月日:2003年11月18日
- ドラフト時の年齢:19歳
- 学年:フレッシュマン(1年生)
- 身長:211cm(6'11")
- 体重:113kg(249lbs)
- ウィングスパン:226cm(7'5")
- 所属:メンフィス大学
- 国籍:アメリカ
- 出身:ニューカッスル (デラウェア州)
- 出身高校:モントバード・アカデミー
- ポジション:C
長所 -Strength-
ディフェンス能力
- 身体能力が高く、エリートなショットブロッカーである。
- ドロップで1番有効だが、
足の動きが良いのでスイッチでガードもある程度、守ることができる。 - 今シーズン平均2.1本ブロックを記録している。
インサイドでのオフェンス
- リムランナーとして、とても効率良くインサイドで得点できる。
フルコートでの走力がかなり高い。 - ロールマンとしてものフィニッシュ力が高い。
ダンクのスピードが速く、見ごたえのあるダンクを決めきれる。 - ハイローやショートロールしてからのパスの判断がよい。
リバウンド
- 今シーズンのリバウンドを40分換算で数えると12.9本とハイレベルな数字を記録。
- 特にオフェンスリバウンドを取る力があり、平均3本と高水準。
プットバックでのダンクも多い。 - リバウンドを取る位置が高い。
フィジカルコンタクトを厭わず、密集地帯でもボールを取ってシュートまでつなげる。
短所 -Weakness-
インサイドでのシュート
- ポストプレーからの得点の確率が低い。(FG40%)
- フットワークがあまり良くなく、カウンタームーブのスキルもまだない。
- 左手でシュートをすることがあまりなく、
ディフェンスがいても強引に右手のシュートを選択する。 - ショートロールからのフックシュートの精度も安定していない。
- ディフェンダーの高さに対応する際に、
パワーで押し込むしかできないことがある。
その他
- ターンオーバー(TO)が平均2.2本と多く、TOを3以上記録した試合は11試合もある。
- オーバーヘルプをして、相手のイージーシュートにつなげてしまう。
- シュートの能力が全般的に低い。
スリーポイントシュートは1本も打っておらず、フリースローは62.5%と低確率。
所感 -Impression-
ジェイレン・デューレンは、高校時代から注目されていた選手です。ESPN、Rivals、247Sportsなどの高校生を評価するサイトでは5つ星の評価で、それぞれ全米の高校生のランキングで7位、3位、4位の評価をされていました。その後、メンフィス大学の同期エモニ・ベイツとともにスーパフレッシュマンコンビとして期待されていました。しかし、前評判よりもあまり結果が出ずに評価が落ちてしまっています。(しかも、ベイツはメンフィス大から離れてしまっています・・・)
デューレンの若さはかなり魅力で2022年のドラフト組の中では最年少でありまして、ポテンシャルに期待を寄せるチームは多々あると思います。プレースタイル的には、まだあまりスキルなく荒削りですが、身体能力は一級品でスキルの向上があれば、2022年で活躍したボストン・セルティックスのロバート・ウィリアムズやドワイト・ハワードのようなブロッカーになれ、さらにバム・アデバヨのようなパスの起点にもなれる素質があります。
ドラフト順位予想
9位〜14位
フィットチーム
デューレンは上記の通り、高校時代からかなり評価をされていましたがその評価が続くことはなく、今の状況ではギリギリトップ10に入れるかどうかという評価になっています。しかし、ポテンシャルはかなり高いのでじっくり時間をかけて育ててもらえるチームに行くのがいいのではないかと思います。そういった点でもスパーズはデューレンとフィットしそうです。スパーズはセンターの層が薄いです。それに加えて、スパーズでは、ティム・ダンカンやデイビット・ロビンソンといったレジェンドインサイドプレーヤーを育てた名将ポポビッチがいることも大きいです。(ただ、ダンカンやロビンソンはポポビッチの指導がなくても大成してそうなぐらいですが・・・)
ポポビッチはいつまでHCを続けるのかわからないので、デューレンには彼からの薫陶を受けて欲しいなと勝手ながら思っております。