ジャバリ・スミス

基本情報 -Imformation-

• 生年月日：2003年5月13日
• ドラフト時の年齢：19歳
• 学年：フレッシュマン（1年生）
• 身長：208cm（6'10）
• 体重：95kg（210 lbs）
• ウィングスパン：213 〜218cm（7'0〜7'2）
• 所属：オーバーン大学
• 国籍：アメリカ
• 出身：タイローン（ジョージア州）
• 出身高校：サンディ・クリーク・ハイスクール
• ポジション：PF、SF

長所 -Strength-

シュート能力

• ウイングの中ではサイズがあるが、スリーポイントシュートの確率は、42％（アテンプト平均5.5本）で高確率
  このドラフトクラスの中のベストシューターの1人
• ミドルレンジのジャンパーも精度が高く、タフショットも決める。
  １〜２ドリブルからのシュート、ポストからも決める能力を持つ。
• FTの確率は79.9％とほぼ8割で決めるため、シュート自体の能力に不安要素は少ない。
  ドローファールの技術もあるので手強いシューター。

オンボールディフェンス

• １〜３番までの彼よりも小さい選手にもプレッシャーをかけて守れる。
  デフェンスでのフットワークがよく機敏なステップを使う。
• 相手のボールを奪う能力にも長けていて、アクティブハンズを持っている。
  スティールも上手く狙える選手。
• ４〜５番の選手に対してもサイズがあるので、ミスマッチになりにくく上手く守れることができる。

その他

• ドラフト時点で年齢が若いため、NBAで長くプレーできる可能性がある。

短所 -Weakness-

ドライブ能力

• ファーストステップの瞬発力が弱く、1歩目でディフェンダーを抜ききることができない場面がある。
  そのため、リムまで到達できない。また、到達してもレイアップをミスしてしまう。
• 上記の通りレイアップを決めきれないのとショートコーナー（左右どちらも）付近の確率が低いため、
  FG％が42.9％とサイズのある選手にして低めの数値となっている。
• ドライブの精度が高まれば1on1の選択肢が増えて、止めることが難しい選手になる。

プレーメイキング

• パスの出すタイミングがあまり良くないが、改善傾向にあり。
  ここがよくなるとKD、テイタムといったウィングのオールラウンダーに近づける。
• ダブルチームやトラップを仕掛けられたときの対応がいまいち。また密集地帯からのキックアウトなどでも、焦ってパスを出すことがある。

ボールハンドリング

• ドリブルがおぼつかないときがあるために、ドライブに行けないケースもある。
• ボールハンドラーとしては機能するのには時間がかかる可能がある。

所感 -Impression-

ジャバリ・スミスの父は、2000年のドラフト2巡目45位で指名され、サクラメント・キングスなどでプレーしたNBA選手です。そのため、ジャバリもNBAでの2世選手の一人である。近年は親がNBA選手であることが珍しくないですね。
彼の最大の魅力は、サイズとシュート力を兼ね備えている点で、相手に脅威を与える存在になり得る選手です。それに加えてディフェンスもできるので文句なしの選手です。理想的な成長を遂げればKDやテイタムといったオールスタークラスのオールラウンダーウィングになることができると思いますが、それにはボールハンドリングとパス能力を向上させないといけないです。また、理想通りに行かずオールラウンダーになれずとも、クレイ・トンプソンやミカル・ブリッジズのような3＆Dの役割は十分にこなす事ができるでしょう。3＆Dとしてはかなりサイズのある選手になりますね。
上記の通り、最高でオールスターレベルのオールラウンダーに最低でもサイズのある3＆Dになるジャバリ・スミスは、ドラフト候補として、リスクが小さくリターンが大きい優良株であることは間違いないです。そのためか、2022年6月時点での各モックサイト（ドラフト予想しているサイト）では、彼を1位にしているところが多いです。

ドラフト順位予想

1位〜3位

フィットチーム

サンダーとジャバリ・スミスがフィットするというよりも、ジャバリがどのチームにもフィットするようなタイプの選手なのでフィットするチームというよりも指名しそうなチームとしてサンダーを選びました。（フィットチームじゃなくて指名予想とかに修正しようかな笑）彼ならサンダーでなくてもどこに行っても活躍できると思います。単純に指名順位を考えるとサンダーが2番にジャバリを指名すると思ったのと、ジャバリが以前サンダーに在籍していたKDを思い起こすようなフォルムとシュート力なので、サンダーはKDの影を追って、ジャバリを指名するのもありえるのではないかとも思いました。
チェト・ホルムグレンの記事でも書いた通り、Top3の選手（チェト・ホルムグレン、パオロ・バンケロ、ジャバリ・スミス）は固いとされています。個人的にはロマンがあるチェトが1位で指名されて欲しいと思っていますが、ロマンではなく手堅い指名なら間違いなくジャバリ・スミスになると思います。3人の中でもジャバリが1番若いということも1位指名される理由になります。この3人がどんな順番で指名されるのか、とても楽しみですね！！