AJ グリフィン
基本情報 -Imformation-
- 生年月日:2003年8月25日
- ドラフト時の年齢:18歳
- 学年:フレッシュマン(1年生)
- 身長:198cm(6'6)
- 体重:100kg(222lbs)
- ウィングスパン:-
- 所属:デューク大学
- 国籍:アメリカ
- 出身:ホワイト・プレーンズ (ニューヨーク州)
- 出身高校:アーチビショップ・ステピナツ・ハイスクール
- ポジションSF、SG
長所 -Strength-
スリーポイントシュート
- 平均4.1本のアテンプトでスリーポイントの確率が44.7%とハイレベル。
特にコーナースリーが得意で5割近くの確率で決める。 - シュートを打つポジショニングが上手く、タイミングよく動き良いシュートを打つことができる。
- シュートに一貫性があり、足のスタンスが広く安定したバランスがあり、スムーズに打てるシュートフォームを持っている。
オフェンス能力
- シュートの能力を軸に、自分からオフェンスを展開できる。
スリーポイントはもちろん、ミドルジャンパーやレイアップも決めてこれる。 - ミスディレクション(注意をそらす)からのシュート、ドライブまでの動きがスムーズ。
バリエーションもレッグスルー、ビビハインドと多彩(特に左にズレる傾向) - アシストの数が少ない(平均1.0本)と少ないが、判断の良いパスが出せる。
フィジカル
- フィジカルが強く、ディフェンダーとの接触を厭わない。
アンド1を決めるポテンシャルがある。 - ドライブが止められても、相手の胸にバンプしてフェイドアウェイでシュートを決め切れる。
- 相手のポストアップからペイントエリアのへ侵入を許さない。
短所 -Weakness-
オンボールディフェンス
- 横の動きが遅いため、ドライブに対して無抵抗ばときがある。
NBAでも1on1でもターゲットにされるかも。 - オンボールスクリーンに引っかかりやすく、ピック&ロールでも狙われる。
ヘルプディフェンス
- ヘルプのタイミングや相手のカッティング対して予測が遅い、集中できいないときがある。
- オフボールスクリーンにも引っかかりやすく、相手に有利な展開に持ち込まれやすい。
瞬発力・敏捷性
- ドライブの1歩目の瞬発力がなく、ディフェンダーを抜ききれない。
- ディフェンスでのフットワークに速さがない。
所感 -Impression-
AJグリフィンは、ウィングよりのプレイヤーですがシュート能力が高くオフェンスで最大の能力を発揮するプレイヤーです。その反面、ディフェンスで課題が多く残るプレイヤーでもあります。そのディフェンスが向上すれば穴の少ない貴重な存在になれることでしょう。
シュートフォームは、足のスタンスの幅が広いのが特徴ですが下半身から上半身へ力を上手く連動させ、流れるようなスムーズなシュートを打つことができます。スピードがない分フィジカルで勝負できるのも彼の魅力です。一長一短ですね。
他のポジティブな面では、年齢が若く18歳で伸びしろを感じさせてくれます。逆に、懸念点としては、過去に怪我をしていた経歴があり、高校時代はあまりプレーできていないという点です。
AJグリフィンのお父さんは元NBA選手のエイドリアン・グリフィンで、現在、トロント・ラプターズでアシスタント・コーチをしています。お兄さんのアラン・グリフィンは昨シーズン・今シーズンの途中までGリーグのチーム(ロケッツ傘下・ニックス傘下)に所属しており、今はカナダの新しいリーグに所属しております。グリフィン家は紛れもなくバスケットボール一家で、その中でもAJグリフィンは最高の才能の持ち主です。(父も兄もNBAでドラフト指名されていないので)
ドラフト順位予想
5位〜14位
フィットチーム
AJグリフィンは間違いなくロッタリーピック(14位以内)内に指名されるレベルの選手ですが、NBAの各チームの指名によって順位がかなり大きく変動することでしょう。特にディフェンスを重視しているチームは敬遠するかもしれないですが、改善できるレベルだと判断するチームがあれば高い順位での指名もあり得るでしょう。
個人的には彼をSFよりSGでシューター寄りで起用する方が彼のシュート力を活かせると思っています。それに彼を2番起用することでラインナップの平均身長をあげて高さで勝負しやすはずです。
また、彼のフィジカルを考慮すればスモールライナップのPFとしてスペースを広げる役目もできると思います。そういう意味ではニューオリンズ・ペリカンズで4番としてプレーするのが、彼にとって良いフィットかと考えました。
ザイオンやイングラム、CJマカラムにマークが集中しているので、グリフィンがシュートを沈める役割に徹することができるのもメリットがあるのかなと思いました。